京都和菓子

京都和菓子とは、京都で作られた贈答用のお菓子の事です。

京都が特別に持っている昔から受け継がれてきた技術と趣向の美しさが京都和菓子の特徴かも知れませんね。

京都の和菓子といえば、優雅、繊細、綺麗、上品・・・などといった、ほめ言葉しか思い浮かびありません。

誰に贈っても恥ずかしくないお菓子と表現しても過言ではありません。

京都には、日頃良く食べることができるようなお菓子、つまり大福とかお団子とか、親しい仲間内で食べるような物を販売されているお店とお茶の席や贈りもの等に用いられるようなお菓子を売られているお店との二つのタイプのお店が共存しているのです。

また、これとは別に、お寺や神社などの観光名所などで発売されているお菓子があるかもしれません。

こういうお菓子は、京都での最も大きなお祭りである祇園祭などでは、必須なお菓子だといえるでしょう。

お店に並んでいる生菓子を眺めていると、お菓子職人の器用さ、技巧を凝らした優雅な美しさには眼を見張るばかりです。

食べて、形を崩してしまったりするのが勿体無いと思う事ができるお菓子は、京都和菓子しか無いと断言してしまってもいいくらいです。

江戸時代から受け継がれた伝統の「京都和菓子」。

千年以上も以前から存在しています。

基本的には、お茶の席に合うように作られているので、控えめな味になっているのが京都和菓子です。

お菓子メーカーから売られているようなお菓子には存在しない、伝統の味を裏づけした自然な味に、心が躍らされることだと思います。